透析患者さんにとってシャントはとても大切なものです。
当院では少しでもシャントトラブルが少ない透析生活を送っていただきたいと思い、定期的なシャントエコーで異常の早期発見に努めています。
また必要時には手術、PTA(経皮的血管拡張術)にも対応しています。
PTAは造影剤を使わないエコーガイド下ですので、アレルギーの心配もなく時間も30分~60分程の日帰りの治療となります。(治療には事前に診察・予約が必要です。)
腎臓の機能が正常の10%以下に低下すると、尿から老廃物や水分が適切に排泄されなくなり、尿毒症・水分過多による心不全等の症状が出てくる危険性があります。
そのため、自身の腎臓の代わりに人工腎臓のフィルター(ダイアライザー)を介して、血液から老廃物・余分な水分を取りのぞく治療です。1回の治療で概ね4~5時間の治療時間を要します。それを週3回、通院して行うのが基本となります。治療中は血液を血管から毎分200ml程度取り出してダイアライザーに通す必要があるため、治療開始前に血管に手術(バスキュラーアクセス)を行う準備が必要です。
オンラインHDFとは、透析液供給装置から送られた透析液の一部を抜き取り、補充液として血液回路へ注入し、残りの透析液をダイアライザーへ送る血液濾過透析(HDF)です。
清浄化した透析液の使用が大前提で、無菌化した血液回路に注入する際、透析液・補充液ラインに微粒子除去フィルタを用います。平成22年より実施可能となりました。
平成22年4月、厚生労働省より“透析液の水質管理”について基準が設けられました。
目標基準を設け、水質管理を行っています。
透析液の状態を点検するために、定期的に透析液中の生菌数検査とエンドトキシン(発熱物質)値の検査を行うとともに、透析液が通るすべての機器管理の監視強化も合わせて行っています。
人工透析は、透析液を介して血液中に蓄積した有害な物質や足りない物質(電解質など)を除去・補給し体液のバランスを保つ医療行為です。そのため透析液の中に不純物や有害物質が含まれていると、それらが一緒に体内に取り込まれて蓄積し、発熱やしびれなど長期合併症を発症させる原因となることがあります。質の高い透析液の使用は、質の高い透析を実現する上で、とても重要です。患者さまの安心な透析医療のために、万全の管理のもとで「安全で、きれい」な透析液を提供しています。
透析液は粉末化された透析液製剤を透析用水で希釈し製造します。透析用水は厳密に水質管理された水処理システムから作られる超純水です。その水を用いた透析液製造工程においては、幾段ものフィルターを途中に通し、エンドトキシンを除去することによって、水質管理基準を上回る高品質な透析液が生まれます。
医院名 |
---|
あいゆうクリニック |
院長 |
尾﨑 祐吉 |
住所 |
〒581-0004 大阪府八尾市東本町3-5-3 プラザサントリアビル5F |
診療科目 |
人工透析内科 |
電話番号 |
072-990-6777 |